Craft Onsen Project

VOL4
日本の湯治を
世界のTŌJIへ

Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do. 世界を変えられると本当に信じている人達こそが、世界を変えているのだから

Think different by Apple

三田直樹。職業:風呂屋。
ごく普通のサラリーマン家庭に生まれ育って、いたって楽しく、反抗期もなく、大した失敗や挫折も屈折もなく、やりたいことだけをやってきた。ただ、中学1年の正月に幼馴染の親友が脳溢血で突然亡くなって、約束していた大晦日も初詣も全部予定が無くなったとき、ああ人間は生きてるだけで丸儲けなんだなって悟ってからは自由になった。とにかく自由に生きようと。


じゃあ自由っていったいなんなの!?

三田の考える自由とは、文字通り自らを由(よし)とする生き方のことを言う。客観基準ではなく自分基準。自分が良いと思ったことを信じてとことん追求する。
三田は30台半ばで勤めていた先を辞めてクラフト温泉事業を始めた。サラリーマンが嫌だったわけでもなく、一攫千金を夢見たわけでもない。
単純にそれをやりたいと思ったからである。日本の温泉には世界を変えるだけの力がある。それを世界の人に届けたら世界はものすごいよくなる。じゃあ、やろう!
理想がある人は『ロマンチスト』。現実的な人は『リアリスト』。『目の前のことを全力でやる』ということは、『リアリスト』だ。だがそこに『信念』がないと『拝金的』だったり『アウトロー』になりやすい。
三田は金融機関で培った徹底的なリアリズムに、温泉で世界を健康にするという『夢、理想、信念、理念』を乗せた 『ロマンチストな、リアリスト』を目指す。
日本の温泉が世界のヘルスケアを一変するほどの力を持っていると確信しているからこそ、資源としての価値を石油並みに高めることをゴールに置く。ここは徹底した現実主義を貫く。
石油市場には市場に流動性をもたらす様々なプレーヤーが参加して色々な思惑で取引が行われる。そこはリアリストとして追求する。市場が出来上がれば後は自然にグローバールライフスタイルになっていく。その流れをきっかけをルフロ は作る。
日本が資源大国?? 荒唐無稽に聞こえるかもしれないが、三田は至って大真面目だ。ここはロマンチストとリアリストの融合。たとえば石油市場。

石油は数千年前から存在していたが、資源として活用されたのはほんの、100年ちょっと前。それはフォードが開発したT型フォードという自動車の登場という「外的な」要因がきっかけだった。

水も同様だ。ミネラルウォーターの消費量の推移を見ると、チャートがスタートしているのは1986年、つまり30年ちょっと前だ。それまでは水道水を飲むのが当たり前だった。突然水は買って飲むというパラダイムシフトが起きたのだ。

世の中が変わる時は一瞬だ。その時代に当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化することをパラダイムシフトというが、それは世の中の全員が「それがあったほうがいい」と思って、かつそれがひょいっと「簡単に」変えられる時に起こる。それは驚くほど一瞬に変化し、不可逆的だ。

あらゆる水がクラフト温泉になったとき、日本は資源大国の仲間入りをしているはずだ。
その時、温泉に浸かりながらほくそ笑んで 息子たちにこう呟く。


「お風呂ってサイコーだな!」

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