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クラフト温泉 開発ストーリー3

温泉と向き合う日々

温泉を気軽に使いたい

前回のコラムでは好きこそ物の上手なれ、的なお話をしたのだけど、当時の僕はイチサラリーマンで地質や理系の素養もない全くの素人だった。「温泉が資源として世界中で使われる世の中」になって、みんながTOJI(湯治)をライフスタイルにしたらヘルスケアに素晴らしい変化が起きるという確信はあったけど、じゃあどうやってそれを実現したらいいんだろう?ここから頭の中での格闘の日々が始まることになった。

温泉の定義

まず最初に僕が行ったのが、全国の湯治場の温泉をあらためて体験して、じっくり観察することだった。歴史を勉強し、色味、香り、体感からもちろん成分表に至るまでリストを作ってじーっと観察した。全国の温泉を味わい尽くす作業は客観的にみてとても苦行には見えかなったかもしれない笑。でも本人としては答えを見出そうと毎回必死だった。
そんなあるとき、僕は何気なく温泉の成分表を眺めていたときに一つの共通項を見つけた。
温泉の成分は微量元素、つまりミネラルが主成分だったのだ。その時僕の中で温泉の定義が固まった。
「温泉はミネラルのコーヒー」

クラフト温泉

温泉ができるまでをコーヒーに例えると、世界一わかりやすい温泉精製イメージ図が出来上がった。
まず雨が大地に降り注がれると、地表に敷き詰められたコーヒー豆、じゃなく、地層で数万年かけてゆっくり成分抽出されていく。それをさらに数万年かけて砂ドリップでフィルターして、少しずつ地下のポットに落とされてコーヒー(温泉)として溜まっていきます。あとはマグマで温めたら、素敵なドリップ温泉の出来上がり♨︎

冒頭でも書いた通り温泉成分にはある一定の法則があることに気づいた僕は、この原理を応用して温泉をドリップしてエスプレッソにするというアイデアを思いついた。石油市場で仕事をしていたので、精製(refine)という感覚はとてもしっくりきた。
本格的なコーヒーと同様に、豆(土壌)には徹底的にこだわった。日本は火山国なので、土壌は大変豊かでバラエティに富んでいる。僕は温泉地にいくとその源泉の上流に行って石を舐めるクセがあるのだけど、名湯と言われている場所の石は本当にしっかりとしたミネラルの味があるのだ。その中で「温泉シェール層」と呼ぶ温泉成分豊かな軟石を発見した。これをドリップする(ここは超マニアックなので割愛)ことで超濃縮温泉、「クラフト温泉」が誕生した。

証拠写真…

ちなみに温泉の違いを際立たせるあの独特の香りや色味は、またまたコーヒーに例えるとカップに溶けずに残っている豆の粉のような存在で、完全に温泉に溶けた状態、つまり水溶化されていると消えてしまう。石油でいうディーゼル、ハイオクのような違いなのだが、そこの感覚も源泉ごとの濃縮温泉を作るときに大いに役立つことになった。私たちのクラフト温泉は源泉ごとにその特徴が大いに出てくるので作っていて毎回とても楽しい。ここは温泉クラフト職人としての腕の見せ所、というわけだ。
手作業がメインなので生産数量限定なのだけど、全国の源泉(源泉を集めて少しずつ種類を増やしています)を少しずつ集めたものを作ったのでよかったら試してみてくださいー

クラフト温泉7本セット

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